私がmaneoファミリーからの完全撤退を宣言したのは、昨年9月のことでした。
この頃は、グリーンインフラレンディングの一斉遅延により、先行きに暗雲が立ち込めていたものの、まだ楽観的な見方をする人が多かった頃でした。
グリーンインフラレンディングとそれ以外のmaneoファミリーは分けて考えなければならないと。
ガイアファンディングの遅延報告。
当初はハリケーン被害により、当局の許可が遅れているだけという説明でした。
その説明が虚偽でなかったとすれば、今頃、許可はおりているはずでした。
ですが関係なかったはずの案件も含めて全案件遅延。
グリーンインフラレンディングに続きガイアファンディングもアウトです。
そして、弁明の更に弁明のメールに書いてあるたった一つの約束すら守れず。
グリーンインフラレンディングもガイアファンディングも担保があるはずなのに、返済額の最大化という虚言をはきながら一向に処分する気配がありません。
たとえば最近では、2018年4月に開発資金として募集したカリフォルニアファミリーホームDXファンド1-12号。
現在も「開発許可の申請中」だそうです。
つまり、何も進んでいない。
いや、何もしてこなかったということです。
返済予定時期はなんと1年以上も先の「2020年4月」だそうです。
あれ、これってそもそも「2019年9月」で終了の案件ではなかったでしたっけ。
とりあえず1年以上先の返済期限を設ければ、律儀な投資家の一部は待ってくれるかもしれませんね。
そして「2020年4月」
開発許可の取得が続いており…「2021年4月」まで延びます
ならまだ良い方で「破産により返済が叶わなくなりました」
ありえない話ではありません。
全案件でないにせよ、maneo本体、キャッシュフローファイナンスも遅延。
担保評価ってなにそれ美味しいの。
さて、一部では着々とmaneoマーケットに対する訴訟の準備が進んでいるようです。
私は現状の損失額からすればメリットがあまりないので参加しないことから、真相はわかりません。
ですが、今までのmaneoマーケット社の対応からして、投資家は我慢の限界です。
個人的にはまだ返済期限未到来の出資金がありますので、もうちょっと待って欲しい感がありますが、やるからには徹底的に、真相究明に役立って欲しいと思います。
maneo系列への私の出資金の一部は損切りの覚悟です。
第一には、maneoマーケット社主導のもと、自発的な早期の返済計画の提出と着実な実行が望まれます。
そうであれば、訴訟も回避できるはずです。
しかし、義務を果たせないのなら、訴訟となるのも自業自得というものです。
全投資家の利益に資するような法的手続きであって欲しいものです。
さて、1月も最終日ということで、前向きなご報告をお待ちしております。
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今のところクラウドリースの遅延は避けられています。
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ルールを決めて投資していたことにより、遅延を免れたのではとも考えています。
というのも私slbkは
①案件概要に「アミューズメント」という記載があるものには一切投資をしてきませんでした。
クラウドリースの醍醐味と言えば、アミューズメント関連のファンドだと思いますが、あえて避けてきました。
おそらく、アミューズメント=遊戯機と理解しています。
ジャンルが「アミューズメント」となると銀行は基本的には資金調達に応じませんから、「アミューズメント」運営業者の業績に関わらず、maneoマーケットがリファイナンスを絞れば遅延となるのは明白でしたので。
さらに射幸性が問題となっており、これを制限する方向への規制がますます強まっており、業界としての発展が見込めないことは言うまでもありません。
②ファンド募集総額(金額)がなるべく少ないもの中心に投資をしてきました。
例えば、医薬機器関連の事業性ファンドへの投資とか。募集額850万円×2=1,700万円程度です。
1,700万円程度なら、業績があまりよくなくてもどこかの金融機関は借換等に応じるのではという希望的観測です。
③同一ファンドの中でも、償還日が早い募集口に応募してきました。
例えば、総額5,000万円募集の食品卸売事業者TA向けファンド。
一次募集の「1,125万円(一括返済)2019年7月31日(12ヵ月物)」へ投資するのではなく、「250万円(一括返済) 2019年1月4日 (5ヵ月物)」へ投資するなど。
やはり一番リスクが高いのは、一番最後の返済なのです。
クラウドリースは、借手にとって、実質的に月賦返済となるように、同ファンド内でも1ヵ月モノ~12ヵ月モノまで償還日を変えて募集をしていました。利回りも同じですので、早く償還されるモノを中心に投資することで、リスクを抑えていたつもりです。
「アミューズメント」案件には一切投資しないというスタンスを貫いていたので、今のところ被弾を免れているということかもしれません。
最終的には運の要素が強い話ではありますが、一応はルールに従って投資していた効果がありました。
遅延案件について、基本的に「アミューズメント」業界は、日銭が入ってきますから、遅延していても少しずつなら返済ができるはずです。
リファイナンスができなかったから、一斉遅延です~とするのは無責任であり、分割でも返済を進めていくのが、最低限の義務というものでしょう。
クラウドリースの遅延についても、maneoマーケットは「投資家への定期的な回収状況の報告と回収促進を継続して要請して参ります」の一言で済ますつもりでしょうか。
ババ抜きのことです。
ソーシャルレンディング業者という胴元の下、投資家同士間でババ抜きをやっているのです。
年利15%という利益を将来的にも出す力が無い会社に貸して、リファイナンスできずにご破算が増えています。
冷静になれば、年利15%の収益力を継続的に出せる企業がそんなにあるとは思えません。
最後にババを引いたものが負け。
こういったギャンブル状態が続くならば、ソーシャルレンディングという市場で勝つのは容易ではありません。
ラッキーバンクの集団訴訟がはじまりました。
私はラッキーバンクに投資していませんが、元本毀損率7割。
こんな債権譲渡で幕引きなんてことが許されるわけがありません。
ぜひ勝訴して頂きたいと思います。
一部maneoファミリーも遅延が続いています。
事業継続を理由に、投資家の出資金を食いつぶして、ラッキーバンクと同じように3割返済となるくらいならば、現時点で会社清算して頂いたほうが、元金返済率は上がるかもしれません。
グリーンインフラレンディングやガイアファンディングもこのまま引き伸ばし戦略をとるでしょう。
ガイアファンディングの一部案件も、1月半ば返済と標榜していましたが、大方の予想通り、着金が無かったようです。
銀行と違って遅延損害金もかかっていないようですし、返済を棚上げしている限りは資金ショートしないですし、役員報酬がたんまり貰えるというものです。
投資家にとっての唯一の希望であったmaneoマーケット社は、回収に向けて努力しているポーズをとっているだけで、結局は他人事なのでしょう。
うーん、なんだか悲しい世界ですね。
一方でこの状態が許されるとは思いません。
もしこのような状態がまかり通るなら、私も会社をつくります。
最初だけ高利回りで投資家を募り、出資金がピークに達したところで遅延ということにして、債権譲渡してドロンします。
もちろん債権譲渡先も自分の息がかかっている会社です。
そしてキックバックを貰います。
露骨すぎると気にするならば、ほとぼりが冷めてから、債権譲渡先の会社の役員に就任してたんまり役員報酬をいただくとしましょうか。
そんな妄想も不可能な話ではないのです。
やっぱりグリーンインフラレンディングやガイアファンディング然り、実質的に募集者=営業者のパターンはなかなかリスクがありますね。
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