元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録

元銀行員の立場からソーシャルレンディング投資を主力として投資信託、仮想通貨を含めたポートフォリオ構築を目指します。



さて、maneoマーケット社より経過報告メールが届きました。

念のため全文を引用します。

すでにチェック済みの方は引用部分は読み飛ばしてください。


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投資家の皆様へ

いつもグリーンインフラレンディングをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

2018年8月17日に配信いたしました延滞案件に係る経過報告の続報といたしまして、以下のとおりご報告させていただきます。

投資家の皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。

1.経過と回収見込み

前回までのご報告と同様となり、進捗をお伝えできずに申し訳ございません。

グリーンインフラレンディング社を介して、最終資金需要者の売却状況の把握に努めております。

現時点では確定した回収額をお伝えするに至りません。

一刻も早く、投資家の皆様に償還・分配を実施できますよう、グリーンインフラレンディング社と協力して参ります。

投資家の皆様には、お待たせいたしておりますことを改めてお詫び申し上げます。

また、本日「業務改善命令に基づく改善対応策について」といたしまして、

maneoマーケット社として今後進めてまいります業務改善計画の概要をMyPageに掲載させていただく予定でございます。

2.今後の状況報告について

該当投資家の皆様には、回収の進捗状況等と合わせまして、上記の業務改善計画の取組に関する進捗状況につきましても、

定期的にメールにてご報告いたします。

投資家の皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。

今後、適時に状況をご報告いたします。


2018年8月24日

maneoマーケット株式会社(第二種金融商品取引業者)

 --------------------引用終了-------------------



続いて業務改善命令関連の報告メールです。


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投資家の皆様へ

お世話になっております。

平素よりmaneoをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

前回お伝えした通り、当社は、平成30年7月13日付の業務改善命令に基づく改善対応策等を、平成30年8月13日、関東財務局に報告致しました。

お客様を始め関係者の皆様には多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

今後、当社では、外部有識者からの評価・提言を受け、経営体制の見直し・強化をはじめとする改善対応策について、

順次取組みを進めてまいります。改善対応策の概要は以下のとおりです。

当社では今般の行政処分を厳粛に受け止め、改善対応策の着実かつ速やかな履行を通じて法令等遵守および内部管理態勢の充実・強化を図り、

お客様を始め関係者の皆様からの信頼回復に役職員一同全社をあげて努めてまいる所存です。 

《当社の改善策の概要》

1.経営体制の見直し【平成31年3月完了予定】

2.営業者の選定基準の策定【平成30年9月末完了予定】

3.営業者の管理について

(1)モニタリングの実効性を確保する取り組み【平成30年9月末完了予定】

(2)ファンドに対するモニタリングの強化【平成30年10月末完了予定】

4.組織の見直し

(1)人材確保による法令違反行為等の未然防止、早期発見【継続実施】

(2)研修や人事評価の見直しによる法令遵守意識の向上【継続実施】

5.投資者対応

(1)グリーンインフラレンディングの投資家向けの状況報告【継続実施】

(2)匿名組合契約約款・金銭消費貸借契約書の改訂、スキームの見直し【平成30年11月末完了予定】

6.役員報酬の自主返納【実施済】

今回の行政処分を受け、次の通り、関係役員の役員報酬を自主返納。

・代表取締役 瀧本 憲治 報酬月額の50%、3ヵ月

・取締役   安達 義夫 報酬月額の15%、2ヵ月 

以上

maneoマーケット株式会社


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さて「恒例の」というには重すぎる金曜日メールです。

なお、本記事は、maneoマーケット社ではなく、主にグリーンインフラレンディング社について、記載しているものであることをご了解ください。




まず、開発中案件の売却に取り組んでいますが、このメール内容では、進捗ありませんでしたと言っているようなものです。

推測で物事を語らせないようにするには、より具体的な進捗の報告をするしかありません。




そもそも、ファンド募集停止直前に、平時とは明らかに異なるペースでのファンド募集を行ったことを、私達投資家は忘れていません。


穿った見方をすれば、証券取引等監視委員会の監査を受けた上で、何らかの処分が入ることを見据え、急いで募集をかけたと見なされても仕方ない募集のかけ方でした。




ソーシャルレンディング事業者の良し悪しを判断するのは、「金利」だけではありません。


良い事業者とは、長い投資期間を投資家が安心して過ごせるように、でき得る限りの情報提供を綿密に行える業者のことです。




<<通常の>>ソーシャルレンディング事業者においても、延滞が発生すれば、それは審査が甘かったということを意味しますから、問題はあります。


ですが、あえて擁護するならば、このご時世に金利10%〜15%で借りてくれる需要者を探し、案件を組成するだけでも、事業者はかなりの労力を要しているはずです。


その上で、遅延や貸倒れを全くゼロに抑えるということは容易ではありません。


ですから、十分に注意を払った上での貸付に対する遅延ならば、私達投資家もやむを得ないリスクとして、心情的にも受け入れることができるのです。




さて、本件はこれと比べるとどうでしょう。

十分に注意を払っていると言いきれるのでしょうか。




中には、全額の元金毀損を避けるために、少しでも担保がありそうな案件に分散投資を行い、又は短期償還の案件中心に投資されてきた方もいらっしゃいます。


当社の一斉遅延は、これらの取り組みを無意味なものにしました。


投資家が分散投資をしても、事業者が資金の分別管理をしていなければ、全く意味がありません。




延滞してすぐに対応策を提示し、次々と実行している事業者もあります。

私はそういった事業者こそ真に信頼できる業者だと考えています。




繰り返しますが、ソーシャルレンディングの性質上、遅延や貸倒のリスクはゼロにはできません。


逆説的に言えば、当然に起こりうることなのに、それを想定せず、いまだに投資家へ具体的な報告ができないのは大変残念です。売却交渉が成立し、いついつ返せますという結果をすぐに求めているわけではないです。


なぜたった数ヶ月資金調達ができなかっただけですぐに返済遅延をしてしまうような資金繰りしか組めず、使途流用と疑われるような使い方をしてしまい、開発案件の簡易的な情報も公開できないような程度のガバナンス体制で数百億円も集めていたのでしょうか。




さて、私がグリーンインフラレンディング社に投資しているのはたったの10万円です。


このような少額投資家の私でさえ、遅延したことそのものよりも、初動対応時の情報開示の少なさに、失望を禁じ得ませんでした。


多額の資産を投資している投資家におかれましては、その精神的苦痛と無念さは察するに余りあるところです。


全てはグリーンインフラレンディング社及びJCサービス社の身の丈に合わない事業拡大に付き合わされてしまった結果なのです。




あえて厳しく書きはしましたが、それは応援する気持ちの裏返しでもあるのです。


グリーンインフラレンディング社及び親会社のJCサービスには、案件の売却活動を頑張って欲しいですし、無事に全額償還というトゥルーエンドを迎えたいと思っているのです。


ハッキングされコインを奪われてしまった某仮想通貨業者だって事業継続できています。


全額償還できれば、暫く時間はかかりますが、投資家も今回のことを笑ってやり過ごしてくれる日が来るでしょう。




JCサービスの事業は、虚業ではなく、実際に事業拡大に向けて取り組んできたことは多くの情報が示しています。もちろん返済するつもりで借りていたと思います。


ただ、長期の資金使途をソーシャルレンディングの短期借換を繰り返すことで資金繰りをつなごうとしたことに無理がありました。その証拠に借換ができなくなった途端に遅延がおきました。



多額の資金を集めてきた理由については当社なりの言い分があるでしょう。


バイオマスや太陽光など、発電関連事業はその過程において官公庁の許認可や確認が多数必要とされ、工事スケジュールのコントロールも自社ではかなりしづらく、工事着工の遅れはわりと日常茶飯事です。蓄電池放置の件も、おそらくこのような外部要因としてのやむを得ない理由があるかもしれません。


調べていけば、当社の責任のみとはいかない事象もあるのかもしれません。




返済見通しについて、メールの内容からは、開発案件の売却を急いでいることが伺われます。


こればかりは売却がすすんでみないといくら戻ってくるか算定のしようがありません。


グリーンインフラレンディング社には、maneoマーケット社監督のもと、最後までしっかりと完済できるように取り組んで欲しいと思います。




maneoマーケット社については、金融庁の言い回しを借りるなら「ファンドの取得勧誘に関し、虚偽の表示をした行為」に対する責任は避けられないところでしょう。


ただそれ以上に、maneoマーケット社を信頼して投資した投資家に道義的責任を果たして欲しいと思っております。




以前の記事に記載したとおり、私slbkは、引き続きmaneoには投資を続けていきますし(他にも良い業者はありますので残高は自然減するかもしれません)、この件による影響をさほど心配していません。


maneoには、引き続き良い案件をリリースしてくれることに期待しています。


無事の完済を願いながら、次回の具体的な報告を待つことといたします。




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