元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録

元銀行員の立場からソーシャルレンディング投資を主力として投資信託、仮想通貨を含めたポートフォリオ構築を目指します。

まず、ガイアファンディングにとっては、おそらくはじめての遅延になります。

ソーシャルレンディング事業者である限り、遅延は起こりうるものであるものの、私slbkは本案件の投資家の立場としては、厳しめに言わざるをえません。


まず一つ目、

本案件の募集には、「投資家の皆様の安全性に配慮した商品としてご案内させて頂きます。」という文言が記載されていました。

それを記載するからには、一定程度の借入返済の確実性が見込まれるとの判断を得たものと思っていましたが、今回その案件があっさりと遅延したことにより

私slbkは、ガイアファンディングの審査を信用できなくなりました。

それとも、安全性というのは一部担保があるという意味だったのでしょうか。


二つ目に、

そもそも本案件はリファイナンス資金の工面としての募集ではなかったのでしょうか。

なぜなら、募集要項に「事業者Uに対する融資金として計3億1620万円を以下の要領で・・・(略)」とありますが、個別の募集要項を見ると、第11次募集までで、2,880万円×10+2,820万円=3億1620万円を集めきっています。

それ以降の第12次募集~第21次募集で2,156万円×9+2,164万円=2億1568万円を集める予定となっていました。募集要項には、「テキサススターローンファンド24号~(略)の不足分の募集となります。」と記載があったので、リファイナンス資金のニュアンスはありました。

しかしながら、リファイナンス分の募集であったにも関わらず、「開発許可がとれていない」とは一体どういうことでしょうか。

追加募集をする時点で、開発許可の取得が難しいということはわかっていたのではないでしょうか。

この事実を伏せて募集していたのではないかと、追加募集に応じた投資家の一人として、不信感を抱いています。

私の場合は投資してから実質的に僅か数カ月での遅延です。厳しいことを言えば、少し先の資金繰りも見通せずに貸付をしたのでしょうか。

三つ目、

過去案件においては、リファイナンス等を駆使しながら、案件のエグジットまでもっていけていたのに、今回それに失敗したということは、何か今までとは違う事象が起こっているのではないでしょうか。

グリーンインフラレンディングだってそうです。

リファイナンス前提での資金繰りを組んでいた中で、リファイナンスができなくなり、返済遅延をおこしています。

そもそも、開発期間が長期にわたる太陽光発電設備や不動産開発案件は、「長期資金で借りる」のが資金繰りとしては妥当です。

場合によっては短期資金が最適となる期間の短い開発案件であっても、

信用のある会社であれば、コミットメントライン等を設定し、いつでも枠の中で借入できるようなっています。

逆に信用があまり高く無い会社になると、不動産の取得と同時に担保を設定し、売却と同時に担保を解除するということを繰り返しながら短期資金でつないでいきます。


今回、急にリファイナンスができなくなったのは、事業環境として、maneoマーケット全体への締め付けがきつくなっている可能性も否定できないように思います(憶測にすぎません)

「開発に時間がかかっており、リファイナンス資金として募集します。」という名目での募集ができなくなっているのかもしれません。

誰が最後にジョーカーをひくか問題にならなくはないのですが、少なくとも当面のリファイナンスを繰り返すことにより、案件の成就まで持っていくことができる可能性だってあります。



さて、ガイアファンディングの遅延は、「ソーシャルレンディングとして一定確率で起こりうること」です。

投資家として、そのリスクは織り込んでおかなければなりませんが、それは自ら内省する時につかう言葉であって、投資家の立場からソーシャルレンディング業者に対して言ってよいことではありません。

さらにグリーンインフラレンディングにおいては、虚偽の募集で、はたまた使途流用まであったわけですから、責任は同社にあり、投資家として責めを負う謂れはありません。

投資をしていない第三者からみれば、「そういうリスクも織り込んでの、ソーシャルレンディングでしょ」と言われればそれまでですが、少なくともグリーンインフラレンディング社との間においては、投資家が何か言われる筋合いは全く無いのです。


さて、今まで漠然と書いてきましたが、個人的な感想としては以下の通りです。

maneoマーケットというフランチャイズ制度の限界が来ている。maneoマーケットが用意したフランチャイズ制度は一見すると画期的にみえたが、ソーシャルレンディングへの参入障壁が下がり、審査能力が無い 又は 誠意の無い会社の参入が容易となっている。maneoファミリーという信用を纏っているように見えるのは、ただのまやかしに過ぎず、実際はフランチャイザー(maneoマーケット)がフランチャイジー(maneoファミリー)を管理できていない体制が続いている(※)。フランチャイジーのうち1社でも信頼を毀損すれば、看板全体に傷がつくのは当然である。現に、使途流用をしたフランチャイジー(GIL)への指導管理が未だにできないでいることから、フランチャイザーには現状では信頼がおけない。今後も同様のことが起こる可能性があると思われることから、maneoファミリーの看板を信じて、投資を続けていくことは自分の資産を守るには不適切と考え、グリーンインフラレンディング及びガイアファンディングの結果を見届けるまで(処理が終わるまで)一切の投資を中止する。

(※)本来的にはmaneoマーケットは、maneoファミリーを監督する立場にはなく、ファンド募集者と営業者という立場です。しかしながら、私達投資家としてはmaneoという看板における信頼があってこそ投資をしていた面があるため、この期待に応えられていない現在の状態は残念に思います。
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ごもっともですね。
そもそもマネオファミリーというスキーム自体に問題があったのでしょう。

2018.09.25 22:24 URL | エニート #- [ 編集 ]

エニート様

いつもコメントありがとうございます。

皆さまと投資金額は比べ物になりませんが、いち投資家として言いたいことを好き勝手に記載しました。

そして何より、私自身のソーシャルレンディングへの投資判断の甘さを痛感しているところです。

銀行にいた時も一定確率で貸倒れは起こりうるものでしたし、完全に防ぐことはできないものではありましたが、ソーシャルレンディングは、貸付先がリスクが高い先であるということを踏まえても、さすがにこの頻度で遅延が起きるのは、ソーシャルレンディング業者としての審査が甘い気がします。

「所詮は自分のお金ではない」これが根底にあるのだと思います。

もしソーシャルレンディング業者の担当者も、自分のお金で貸付するならばもっと慎重になるはずですし、こんなに簡単に遅延をおこすような組成はしないでしょう。

業者の内実がわからない以上は全て憶測です。

投資家としてできることは限られています。

「maneoファミリーには投資をしない」

非常に極端で稚拙なことはわかっていますが、投資判断は素早くする方です。

仮想通貨でもたもたしていたら暴落に巻き込まれました。

そしてソーシャルレンディングはすぐに引き出せません。

ですから、今後のファミリーへの投資を控えることで精神の安定を保とうと思います(笑)

あとは担保からの回収に期待します。
二番抵当でどこまで回収できるかですね。上物が立っていないとすると土地代は一番抵当で全てもっていかれそうな気がします。

GILとGAIAともに、遅延損害金を含めた全出資金が戻ってくれば、maneoマーケット及びファミリーに対して、本記事の謝罪文を掲載する予定です(笑)

2018.09.25 22:48 URL | slbk #- [ 編集 ]

私も被弾しまして、ラキバン、GIL、SBIに続き4回目の被弾となります・・。仏の顔も三度までという言葉がありますが、さすがにこれ以上SLを継続する気にはなれず、投資している全ての事業者で償還され次第順次撤退する事にしました。今年から来年あたりに
かけて事業者の淘汰が進みそうな気がします。今は時期が悪いと思いますね。
来年の増税後にも連鎖的に遅延が起こるのでは?と思っています。

鉄板で信用できそうなのはSBIとオーナズブックくらいでしょうか。

2018.09.25 23:02 URL | 185 #- [ 編集 ]

ソーシャルレンディング=零細企業の私募債。
保証=マネオマーケット の貸付監査力と信用
マネオ(マ)の実態=ピンハネだけで何も監査せず。
また、いざやろうとしても監査手段がない。
投資家→ 恐怖。こんなのに付き合ったら全資産失ってもおかしくない。

2018.09.25 23:09 URL | 黒カラス #- [ 編集 ]

maneoマーケットがmaneoファミリーと言われる企業にシステムを貸与するに際して、イニシャルで1億円近い金額を取っているのは業界では周知の事実でして。
そんな関係で監視なんて出来る訳がないです。

2018.09.25 23:15 URL | 匿名希望 #- [ 編集 ]

185 様

コメントありがとうございます。

4回目の被弾とは心中お察しします。

なんとか一部でも回収できればいいのですが、期待できるのはSBISLくらいのものでしょうか。

SLからの撤退は立派なご判断かと思います。

被弾する中で、撤退することは、非常に勇気のいることです。英断を尊重いたします。

話はそれますが、銀行において融資というと二重の構えがあります。一に審査で、二に担保です。

決して意地悪でやっているわけではないのですが、場合によってはお客さんの業務に負担がかかるレベルに審査資料を沢山提出させます。それだけ返済の確実性を重視します。
一方で、ソーシャルレンディング事業者の審査資料をみると「決算書」すら書いてあるところが少ないのが現状です。

そして、おそらくソーシャルレンディングの借手よりも属性が高い先に対して、保証協会融資で「固め」、担保で「固め」た上で融資をします。これで貸倒れが起きた時もその8割は回収できたも同然です(そのかわり貸出金利は安いですが)。
一方で、担保といっても案件の完成が前提での評価額をつかっていたり、そもそも換金性が無かったりというソーシャルレンディング事業者も中にはあります。

高い貸出金利の中にも「かたさ」はあって然るべきだと思います。

今の貸倒率では私達の許容できる範囲を超えていますので、撤退の方針は間違っていません。

ソーシャルレンディングが、僅かの5%の利益を追って、その100%を失う性質のものならばそもそも投資とは呼べないですし、ギャンブルと呼ぶにも利回りが悪すぎますね(笑)

2018.09.25 23:22 URL | slbk #- [ 編集 ]

これはマネオの審査体制の強化によりリファイナンスができなくなった案件ではないでしょうか。GILの件もそうですが自分たちを守るために既存の投資家をないがしろにする行為です。GILの件でマネオの身勝手さが明確のなりましたが、まだまだマネオファミリーの遅延案件出てきそうな気がします。

2018.09.25 23:25 URL | #- [ 編集 ]

黒カラス 様

コメントありがとうございます。

>ソーシャルレンディング=零細企業の私募債。

言い得て妙ですね。私たちは、監査・審査に期待しているのに、現状で期待を下回るパフォーマンスで推移していますね。

おっしゃる通りで、監査の権限も手段も無いというのが実際のところでしょう。

ともすれば、maneoファミリーの意味とは一体何だったのでしょうか。

不誠実な者に下手な集金ツールを与えたからこそ、現在の問題が起きているような気がしてなりません。

一応、maneoファミリーから撤退した上で、ソーシャルレンディング投資自体は続けますが、次に被弾することがあれば完全撤退も視野にいれます。

そのうちブログのタイトルが変わるかもしれませんがその際は、よろしくお願いいたします(笑)

2018.09.25 23:31 URL | slbk #- [ 編集 ]

匿名希望 様

コメントありがとうございます。

>イニシャルで1億円近い金額を取っている

やはりその金額までいくのですね。

監査で抑えつけるよりも、ファミリーにはできるだけ募集金額を増やしてもらって、手数料収入を極大化する方向に自ずとなりますね。

期待していたのが間違いだったようです。

継続企業としてやっていく気はないのでしょうか。

それとも、それくらいでは投資家は離れないと甘くみているのでしょうか。



名無し 様

コメントありがとうございます。

>これはマネオの審査体制の強化によりリファイナンスができなくなった案件ではないでしょうか。

私もそのような気がしています。

可能性としては低いでしょうが、今後、maneoファミリーにおいて、同様の事例が発生するリスクが高まるのではということもあり、撤退する次第です。

しっかりと監査するようになったと言えば聞こえはいいですが、それは案件の入口の時にやるものであって、途中でどうにもならなくなったときに、リファイナンスを禁止し、遅延をおこさせるようであれば本末転倒というものです。

しかもそのリファイナンス禁止になったとすれば、監督官庁からの指導に従っているに過ぎないでしょう。

いずれにしても、おっしゃる通りで、投資家を蔑にしているのが透けて見える以上、この仕組みは崩壊しているも同然です。

2018.09.25 23:42 URL | slbk #- [ 編集 ]













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