元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録

元銀行員の立場からソーシャルレンディング投資を主力として投資信託、仮想通貨を含めたポートフォリオ構築を目指します。


「返済遅延に対する感覚的問題」

そんなタイトルにしてみました。


・今回は、みんクレ、ラキバン、GILとは違い、通常の返済遅延であるから問題ない。

・貸付利率の高いファンドへの投資なんだから、返済遅延くらいで騒ぐのはおかしい。

という意見がありそうな気がしますし、おっしゃる通りな面もあるでしょう。


被弾している当事者としては難しいですが、本ファンドに投資をしていない第三者として全体を俯瞰してみることができれば、そういった考えもできる気がします。

私が被弾しているのは(私にとっては少なくない金額ですがそれでも)5万円程です。

仮想通貨での投資において、一瞬で10万円以上もっていかれた経験に比べたらなんてことない気もします。

本件も、冷静な口調で、「数あるファンドの一つが返済遅延しただけだから織り込み済みです。年間の損益ではプラスなので、このまま投資を続けますし、良いファンドがありますよ」と言った方が、ブログ上の損得で言えば「得」になるような気がします。


ブログを続ける前提ならば投資できるネタは多い方がいいです。

「今度はこれに投資しました」と言って記事も書けますし、平和な日が続く感じがします。

ですがそのような表面的な記事を書くのに終始していては、ブログを書き始めた意味がないような気がしています。



前回の記事で、キッパリと書いた理由は、自分のためでもあります。

数ある遅延リスクのうちの一つだと思い込めば、延々と投資を続けていられるかもしれません。

全体をみれば数ある遅延の一つなのですが、その案件に投資している投資家とすれば、まさに目の前の投資金が消えかかっている最中であるのです。

決断のためにはキッパリ書いてしまった方が、前に進みやすいのです。


5万円なら良いでしょうが、もし50万円や100万円または500万円だったらと考えると、「数あるファンドの一つが遅延しただけだから」とやり過ごすことができるでしょうか。

「数あるファンドの一つが遅延しただけだから」が沢山積み重なり、最終的には元本を毀損させるかもしれません。



私達に求められる姿勢としては、投資家個人としては、遅延は起こりうるリスクということを理解しながらも、ソーシャルレンディング事業者に対しては「遅延は一大事で、大問題である」というスタンスでのぞむことだと思います。

以前の記事で、「返済はうるさいところから順に返していく」ということを述べました。

経験してみて、実際にその通りになるから驚きました。

まあ仕方ないか

では絶対に返ってきません。



もしかするとソーシャルレンディング投資家は、私を含め、

「返済遅延に慣れてしまっている」

面があるのかもしれません。



ここで「返済遅延」という言葉をつかっていますが、「デフォルト」に言い換えます。

返済遅延とは、私の感覚では、毎月遅れながらも、遅延損害金を含めて入金している状態を言います。

一方で、ソーシャルレンディングは、融資金の一括返済が殆どです。

毎月割賦返済がある借入金と異なり、期日に一括返済で返せなければ全てアウトです。

例えば、支払期日が決まっている支払手形は、2回の不渡りを出すと事実上倒産しますが、実質的に不渡り1回だせば銀行は取引をしないので、実際のところデフォルトと同じです。

以上のことからも、一括返済の期日通りに支払えないのは、デフォルトと同じです。

毎月、返済資金の一部入金があるわけでもありません。



「デフォルト」は、想像通りかもしれませんが、一大事です。

「リスクとして織り込み済み」なんて言っている余裕はありません。

もし遅延した案件の審査に重大な瑕疵があれば、審査に携わったラインが大きな責任を負うことになりますし、回収ラインも大忙しになります。


少なくとも、私達投資家がとってしまいがちな「返済遅延はリスクとして織り込み済み」というスタンスとは全く違います。

投資家が甘い姿勢をみせれば、ソーシャルレンディング事業者の審査も甘くなり、貸倒れも高水準で推移し、回収もできずに終わるでしょう。


ですから今回の件に関わらず、「返済遅延はリスクとして織り込み済みだから」というスタンスをとるのは適切ではない気がします。

これで担保が十分にあったり、事業者から誠実さが垣間見れるなら、私たちがプレッシャーをかける必要はあまりないかもしれません。

今回は、一度クロージングが完了したという案内がきたのに、やっぱりできていませんでしたという話があったり、やはりそれを見る限りは・・・ということです。


maneoファミリーへの投資を一切中止するというのは一見して飛躍してみえるかもしれません。

ですが私からすれば、グリーンインフラレンディングに関わる一連の対応をみて前々から検討していたことを実行に移したにすぎません。

投資する際は、許容できる損失の範囲を決めています。

「グリーンインフラレンディングの件をふまえて、再び投資損益に影響を与えるようなことがあれば、maneoファミリーから撤退しよう」

そう決めていました。

ガイアファンディングの遅延は、その方針を実行に移すトリガーとなったにすぎません。今までグリーンインフラレンディングの状況をみて、色々思うところがあったということです。

そして、それくらいのスタンスで臨まなければ、今後も同じことが起こり続け、あっという間に元金は毀損してしまうと思います。


本件に投資していない投資家からみれば、対岸の火事かもしれませんが、

ソーシャルレンディング投資家は、

「返済遅延に慣れてしまっているのではないか」

ということを再確認したほうがよいと思います。
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