元銀行員のソーシャルレンディング投資実践録

元銀行員の立場からソーシャルレンディング投資を主力として投資信託、仮想通貨を含めたポートフォリオ構築を目指します。


(1)ガイアファンディング遅延案件の続報についての感想

11月2日に遅延しているガイアファンディングのテキサススターローンファンド関連についてお知らせがありました。

>>【開発許可取得について】
2018年10月末には開発許可がおりる見込みとお知らせいたしましたが、現在も開発許可の審査が続行している状況です。詳細につきましては、最終貸付先U社に確認後、改めてお知らせいたします。

こういう可能性もあると思っていたので、それほど驚きはありませんでした。

以前のお知らせで「2018年10月末には当局からの開発許可が降りる見込み」という報告がありましたが、開発許可がいつ下りるかというのは、基本的には申請側に開示されるものではないので、あくまで担当者ベースでヒアリングしたものを私たち投資家に伝えていたのだろうと想像しています。

当局側の都合で開発許可が遅れるのは仕方ないとは思います。

開発許可が遅れている理由が、申請者側の瑕疵でないことを祈りたいと思います。


(2)maneoの遅延案件については被弾を免れました

maneoの遅延が投資家界隈を騒がせていますが、私slbkが投資している案件はひとまず遅延を免れていました。

運用期間、利回り、担保状況、資金の使い道等はよく確認したうえで投資をしていますが、実際のところ募集要項だけをみて遅延の可能性が高い案件かを見分けるのはかなり難しいかと思われます。

案件内容の匿名化が続いている以上は、担保等での保全状況と案件の利回り等から案件のリスクを推測するほかないでしょう。

情報開示が進むことを期待したいですが、ソーシャルレンディング業者の中には、匿名での案件募集を継続したいという先もあるはずです。

匿名のファンドだからこそ成立している案件もあると思われます。

投資家、ソーシャルレンディング業者、借手の3者で、情報開示にどう折り合いをつけていくかが気になるところです。


(3)TATERU Fundingから財産管理報告書が届きました

HPのファンド進捗状況で満室が確認できていましたが、財産管理報告書内でも「稼働率100%」と記載がありました。

それとは別に「損益および利益分配」という項目や、「財産の状況」という項目があるのですが、どういうフローが背景にあって、その数値ができあがっているのか気になるところです。

結果として、無事に予定通りの年利4.7%の分配金をいただくことができたので満足です。

今月の分配にも期待しています。
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maneoの3業者(CU社、EO社、AU社)向けファンドで遅延が発生しました。

詳細はこちらのお知らせ欄をご参照ください。



<AU社向けガイアファンディングセレクトファンド(募集1億1000万円)

こちらは、開発許可の遅れを原因として遅延へと至っています。

今まで通りであれば、リファイナンスも組めたのでしょうが、やはりリファイナンス基準が厳しくなったということでしょうか。

記載内容に基づけば、来年半ばまでには回収が可能かと思われます。



<EO社向けファンド(募集5500万円)>

こちらは取引先金融機関への返済猶予の申し出を行った上で、遅延へと至っています。

平成30年3月に融資実行をし、平成30年10月に遅延とはちょっと早い気がします。

気になっているのは、募集要項にある次の文言です。

>>事業者EOは、北海道地方で太陽光発電設備の開発をおこないます。現在までに土地及びIDの購入、造成後の基礎工事まで完了しております。今回、架台の設置、太陽光パネルや発電設備などの
設置費用等の事業資金としての融資です。すでに融資額を上回る金額で売却(出口)の売買契約が締結済みです。8月には連系開始を予定しており、太陽光発電所開発案件として販売後の売却代金を原資に返済がおこなわれます。

売買契約締結済と聞いて安心して投資した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本案件それ自体は無事にエグジットできそうであったけれど、そもそもEO社の既存事業の業績が悪かったため、結局は会社として資金ショートしたということでしょうか。

第一順位の根抵当権を土地に設定しているとはいえ、太陽光発電用の土地は二束三文にしかなりません。

太陽光発電施設というウワモノが完成していることを祈ります。

<CU社向けファンド(募集金額約20億円)>

これはかなり大口ですね。

なんと実は平成30年5月から返済が遅れていたとは。

本日に至るまで利息の支払いは、中間に入っている事業者C社の任意だったようです。

報告が遅いという指摘もありそうですが、本来はすぐに遅延発生とするところを限界まで利息の返済を続け、回収可能性を探っていたとする見方もできます。

気になる記述は次の通りです。

>>しかしながら、事業者C社は、任意売却に向けた活動の過程において、すべての担保不動産の任意売却による売却代金をもってしてもmaneo社への元利金全額を支払うことが困難であるとの認識に至り、maneo社から事業者C社への融資はノンリコースローンであることから、10月29日を期日とするmaneo社への利息の支払いを履行しない意向をmaneo社に対して示しました。

事業者C社及びmaneo社は、引き続き、担保不動産の競売・任意売却による回収に尽力してまいります

すべての担保不動産により売却代金をもってしても元利金を払えないという判断があったということで、この時点で残念ながら損失は避けられないものと思われます。

遅延のあったCU社向けファンドは個別の5案件から構成されています。

全て不動産担保付であり、評価額 > 貸付額 であります。

これらの回収状況は、ソーシャルレンディング業界におけるLTVを理解する上での試金石となりましょう。

過去の遅延案件をみるとmaneo社の強みは回収力にあると思いますので、回収経過を追っていきたいと思います。



ソーシャルレンディングで失敗しないためには、「信頼できる業者に対して、少額かつ複数案件に分散し、投資時期も複数回に分ける」ことが必須となるでしょう。

ソーシャルレンディング投資においても、他の投資と同様に、それなりの労力をかけなければプラスリターンを得ることは難しいフェーズに入ったのかもしれません。
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